平成30年7月18日(水)、2年人文社会科学科33名が高志の国文学館にて施設見学及びワークショップを行いました。
常設展「ふるさと文学の蔵」の観覧では、富山ゆかりの作家や作品に触れ、ふるさと文学への理解を深めました。企画展「没後20年 星野道夫の旅Selection」の観覧では、大自然を生き抜く動物や人間たちのたくましさが大迫力で伝わってくる写真を鑑賞しました。鑑賞後、グループごとに展示方法の工夫に関して気づいたこと(展示の順番、展示場所の色・照明、集合パネルの使用、額の違いなど)を話し合いました。最後に、企画展を担当者の方から展示方法のすべてに意図があることを教わりました。
午後のワークショップ「絵本の絵を読む」では、絵本の絵を読み解く活動を行いました。グループごとに絵本の中の絵の工夫・ことばの工夫を探したり、絵本の主題を考えたりした後、各グループで考えたことをポスターにまとめて発表し合いました。
<生徒の感想>
- シンプルでわかりやすい絵の裏に、複雑で手の込んだ作業が隠れている。
- 作者が込めたテーマを読み取ろうという意識・姿勢があってこそ、真に作品と対面できる。
- グループ内で意見を出し合うことで自分と違う考えに触れ新しい発見があった。
- この研修で、物事を多面的に捉えることが大事だとわかったし、多面的に捉えると世界がぐっと広がることに驚いた。この気づきを課題研究に活かしたい。
- 子供のものだと思っていた絵本の奥深さに触れ、また、絵本を読み解く活動が課題研究に取り組む上でのヒントにもなり、充実した研修でした。