2年人文社会科学科、理数科学科78名が4月から取り組んでいる課題研究の課題設定報告会が、5月25日(木)6・7限に行われました。
人文社会科学科は国語、地歴、公民、家庭分野の6班、理数科学科は物理、化学、生物、地学、数学分野の10班、文理混合の情報、NOWPAP(国連機関)の2班があり、計18班が課題設定の理由や研究の進め方等についてそれぞれ発表しました。
情報班は、VRに学習効果はあるのかというテーマを設定しました。昨今、最先端技術であるVRを用いた様々な分野への研究が進められていることから、その特性を利用して、学習効果を従来より高めることが可能なのではないかというのがテーマ設定の理由とのことです。
また、NOWPAP班は、昨年度までの研究に基づき、海洋環境問題解決の手段として、より多くの人々に関心を持ってもらうため、NOWPAP参加国(日本・韓国・中国・ロシア)の取り組みを様々な面(経済・資源・地理・国家としての成熟度)から比較・検証したいと発表しました。
発表後の質疑応答では、生徒、教員や富山大学・富山県立大学教官から、テーマについて不明確な点や調査・研究の可否について等、課題設定の甘さを突く鋭い質問が飛びかいました。今後の研究に活かしていきたいと思います。
生徒感想より
- 鋭い質問をされ、自分の課題研究に対する認識の甘さを感じた。班員で話し合って計画を練り直し、研究に対する理解を深めていかなければならないと思った。
- 事前に調べてあったことも、突然質問されるとうまく答えられず悔しい思いをした。また、研究を全く知らない相手に、自分たちの考えを分かってもらえるように話す難しさを実感した。
- 研究の進め方や発表態度など、とてもしっかりとしている班があり、自分たちももっと頑張らなればいけないと刺激を受けた。