平成30年3月14日(水)~16日(金)、探究科学科1年生が科学探訪に行ってきました。
【1日目】
7時10分に新高岡駅に集合し、新幹線で上野駅へ。上野公園内の国立科学博物館・東京国立博物館で班別研修を行いました。その後東京大学へ移動し、4班に分かれて理学部化学科西原研究室の見学及びOB・OGによるキャンパスツアーを行いました。西原研究室では大学生や大学院生による研究内容や実験装置の説明がありました。キャンパスツアーでは安田講堂や赤門、博物館等をOB・OGの説明を聞きながら見学しました。宿舎の国立オリンピック記念青少年総合センターに到着し、夕食後理系6名、文系6名の計12名の卒業生を招いて文理別でグループ懇談会を行いました。各グループは2人の先輩方から話を聞きました。内容は、大学での研究内容やサークル活動、高校時代の勉強法や志望校決定など多岐にわたりました。また、わかりやすく親しみやすい話でとても興味深く聞くことができました。
【2日目】
終日班別行動。築地市場やテレビ局、気象庁、最高裁判所、日本銀行、外務省、気象庁、明治神宮などに行きました。宿舎に帰ったあと、各班、写真データをパソコンに取り込み発表準備を行いました。夕食後はクラス別で班別行動の報告会を行いました。各班ともメンバーと協力し、工夫を凝らした発表がなされました。
【3日目】
8時に宿舎を出発し、バスでつくば市へ移動。まず、理数科学科生徒はKEK(高エネルギー加速器研究機構)、人文社会科学科生徒は地図と測量の科学館を訪問しました。KEKでは来場1万人目にあたり、Belleグループの責任者の方が本校OBで、その方から記念品をいただきました。地図と測量の科学館では、企画展の初日にあたり、本校の生徒が観覧している様子がSNSで紹介されました。
午後からはJAXAでの研修でした。ガイド付きツアーに参加しました。「きぼう」運用管制室では、「きぼう」に搭載されている機器や実験装置の監視など様々な作業を行っている管制室を見学し、宇宙飛行士養成エリアでは、宇宙飛行士の基礎訓練・健康管理のための施設を見学しました。3日間の行程を無事終了し、19時24分新高岡駅に到着しました。
【生徒の感想】
- 様々なことに興味を持つことができた。企業見学で将来の仕事に対する見方が変わり、将来に向け、今、成長しようという意欲がわいた。
- 科学探訪は探究科学科独自の行事で、課題研究に向けての準備学習でもあったが、JAXAの方も言っておられたように、協調性が大切だと言うことを再確認できた。2年生の課題研究では、これまでTKRで培った技能を存分に活かし、頑張りたい。
- 難しいことが多かったが、事前に調べた見学先や、班で調べた内容などはよく理解できた。事前に調査したり、質問を考えたりすることは大切だとわかった。東京での3日間は慣れないことばかりで大変だったが、班員と協力して行動することができた。
- 普段、訪れることがないような場所に行くことができ、たくさんのことを学ぶことができたと思う。科学探訪で様々な場所を訪れてみて感じたことは、大きく華やかな世界には必ず裏方の人が何人もいて支えているということだ。人生に一度しか経験できないようなことを早いうちに経験でき、すごく意義深い時間だった。