3月2日(木)~4日(土)、1年人文社会科学科・理数科学科が、東京・つくば方面に科学探訪に行ってきました。

1日目

1日目、東京はあいにく肌寒い曇り空でしたが、活動班に分かれて国立西洋美術館、国立科学博物館、東京国立博物館を見学しました。国立科学博物館では、本校卒業生の林良博館長から博物館の概要や高校・大学時代などについて講演していただきました。午後は雨模様の中、東京大学へ移動して、理学部化学科西原研究室を訪問しました。本校卒業生前田啓明特任助教から研究室紹介やミニ講義を受けました。その後、卒業生の現役東大生6名とキャンパスツアーをして、宿泊先の国立オリンピック記念青少年総合センターに向かいました。夕食後は、現役東大生を囲んで懇談会を行い、先輩を身近に感じながら、熱心に質問をしました。

科学探訪1

東京大学西原研究室

科学探訪2

東大生の先輩と懇談会

2日目

2日目は、まぶしいくらいの日差しのもと、都内を班別行動しました。事前に自分たちで予約した官公庁や企業を訪問しましたが、最先端の技術や日本の中枢での仕事など本物に触れ、たくさん刺激を受けました。中には東京の交通機関に戸惑い、約束の時間に遅れそうになったり、迷子になりかけ予定通りに行かなかったりした班もありましたが、トラブル発生時の対応も含め、貴重な経験となりました。夜にはそれぞれの班の見学内容をクラスメートに紹介しました。

科学探訪3

国会議事堂

科学探訪4

外務省

3日目

3日目も天気に恵まれ、バスで筑波へ移動しJAXAや地質標本館、筑波実験植物園を訪問しました。JAXAでは国際宇宙ステーション「きぼう」運用管制室や宇宙飛行士養成エリアを見学しました。筑波実験植物園では、卒業生の現役筑波大学生が案内してくれました。大宮から新幹線に乗車し、富山県に入ると「帰りたくない!」と言っていましたが、新高岡駅で家族の顔を見るとホッとしていました。3日間の研修で、これからの課題研究や進路希望がさらに高まりました。

科学探訪5

JAXA

科学探訪6

オリンピックセンターで全員集合

【生徒の感想より】

  • 富山にいては見られない「実物」にふれ、最先端の話を聞くことができました。見学先では自ら積極的に質問したので、ただ聞いているのと比べられないほどの知識を得ました。この3日間で視野が広くなった気がします。
  • 東京には様々な分野の最先端があり、人が集まり、学びの場になることが分かりました。自分は今、興味のある学問や仕事がありますが、しっかりとしたビジョンを持っていないので、これから本当にやりたいことを考えなければならないと強く思いました。
  • 科学探訪の3日間を通して、日本の様々な分野で活躍されている卒業生の姿や、テレビでしか見たことのなかった国の機関を実際に見ることができ、本当に内容の濃い時間を過ごしました。これからはもっと国内外のニュースに目を向けて視野を広げていきたいです。