令和4年5月26日(木)6・7限に、2年人文社会科学科、理数科学科80人が課題研究の課題設定報告会を行いました。
人文社会科学科は国語、地歴公民分野の4班、理数科学科は物理、化学、生物、地学、数学分野の10班、文理混合の情報、家庭、英語の4班があり、計18班が課題設定の理由や研究の進め方について、それぞれ発表しました。
国語2班は、「神話から教訓を授かり、現代の生活に生かす」というテーマのもと研究を行います。「ギリシャ神話」や「古事記」・「日本書紀」から読み取れる古代の人々の考え方と現代の私たちとの考え方を比較し、検討することで現代のつながる教訓を得たいと考えています。
物理4班では「トランプの安定した投げ方」というテーマを設定しました。飛行機の翼にはたらく「揚力」については多くの研究があるものの、トランプのような軽く、風の影響を受けやすいものは研究があまりなく、その挙動について興味を持ちました。再現性のある実験を行うため、まずは投げ方を一定にできる装置の作成を予定しています。
発表後の質疑応答では、生徒や教員、富山大学・富山県立大学教官から、「対照実験のための条件を絞っていこう」、「問題意識をより明確にすることで研究の方向性が定まる」、「複雑な問題をいかに単純化していくかが大切」、「ある程度、何の研究なのかがわかるテーマにするとよい」など様々な意見やコメントをいただき、今後の研究方針を定める上で大変有意義な会となりました。
報告会終了後は、大学の先生を交えて、班ごとに、研究内容や研究方法の再検討を行いました。
今後は、中間発表会(10月)、三校合同発表会(12月)、校内発表会(1月)と進めていく予定です。