令和4年1月20日(木)、2年人文社会科学科・理数科学科の校内課題研究発表会を、ポスタ-セッション形式で実施しました。感染症防止のため、富山県高岡文化ホールの多目的小ホール・第1展示ホール・第2展示ホールの3箇所に分かれて行いました。
2年探究科学科の生徒は、休校で中断した期間もありましたが、昨年4月から約10か月にわたって行ってきた研究の成果を精一杯発表しました。観覧した2年普通科や1年探究科学科の生徒も、疑問点などを積極的に質問していました。
ポスタ-セッションの後、1・2年探究科学科生徒が参加して、全体会が行われました。
最初に、これまでご指導くださった大学の先生方から講評をいただきました。2年生に対しては、長期間にわたって課題研究に取り組むことは、その過程そのものが貴重な体験であり、振り返りをしておくことや、失敗することを怖れて結果が得られそうなテーマを設定するのではなく、高い研究目標を掲げ、失敗を楽しむくらいの研究姿勢を身につけてほしいというお話を、1年生に向けては、日頃からいろいろなことに興味関心を持ち、問題を看過しない態度を育み、意義のある研究をしてほしいという激励のことばをいただきました。
次に1年代表生徒が、来年度に向けての抱負を述べました。続いて2年代表生徒が、できそうなことを探して研究テーマにして研究を進めたが、その態度は間違っていたことに気づいたとして、1年生には、できないと思ったことを大切にしてほしいと、エールを送りました。
最後に川井副校長先生が、課題研究で培った、困難な課題にも失敗を怖れず取り組む姿勢や仲間と協働して成し遂げる力などを今後さらに伸ばし、グローバルリーダーとして活躍してくれることを期待しているとして、会を締めくくりました。
《生徒の感想》
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最初の課題はあくまで研究の動機付けであり、実験を始めてからの課題発見力が大切だと思った。(1年)
- 小さな疑問でも質問することによって、互いに利益を得ることができると感じた。自分の持つ疑問を大切にしたい。(1年)
- 課題研究で大切なことは、課題設定力と班員と一緒に研究を進めること、結果がわからないことにも怖れずに取り組むことだと分かった。来年、思いっきり挑戦したい。(1年)
- 専門家の方々と意見交換をしたり現地に出向いたりして、いろいろな体験ができた。研究の改善点は数多くあり、できるなら引き続き研究したい。(2年)
- 研究の核が決まらないまま、中途半端に実験を進めてしまった。先行研究を分析し、しっかりとした知識をつけてから実験をすれば、もっと説得力のあるものになったと思う。(2年)
- テーマ決めから最後の発表までずっと時間に追われて大変だったが、研究がよりよいものになるように最後まで班員と協力して取り組めたことは、貴重な経験であった。(2年)