令和2年6月25日(木)6・7限に、2年人文社会科学科、理数科学科80名が、課題研究の課題設定報告会を行いました。今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための臨時休校により、例年より一ヶ月遅れの開催となりました。
人文社会科学科は国語、地歴公民分野の4班、理数科学科は物理、化学、生物、地学、数学分野の10班、文理混合の情報、家庭、英語の5班があり、計19班が課題設定の理由や研究の進め方について、それぞれ発表しました。
地学班は、「富山県内における小水力発電での電気自動車の充電」というテーマを設定しました。富山県は水資源が豊富であり、農業用水などで発電できる設備を川沿いに設置すれば、災害時などに利用できると考えました。効果的な発電方法や、水中のごみから装置を守る方法などを研究していく予定です。
英語2班は、「児童英文学を読む~ハリー・ポッターの組み分け帽子になろう!~」というテーマを設定しました。
登場人物の性格や行動などを分析することで、明確な組み分け基準が見えてくるのではないかと考えました。また、英語の表現に注目しながら読むことで、ハリー・ポッターの世界をより楽しめるようになることも目標の一つです。
発表後の質疑応答では、生徒や教員、富山大学・富山県立大学教官から、テーマについて不明確な点や調査・研究の可否についてなど、質問や意見がたくさん出されました。
大学教官からは、「先行研究を参考にアプローチの方法を考えるとよい」や、「タイトルは見ただけでどのような研究かわかるようなものがよい」、「これからの展開に期待している」などのコメントをいただきました。
報告会終了後は、各班に分かれて、研究内容や研究方法の再検討を行いました。
課題研究は、やや遅れてスタートしましたが、中間発表会(9月)、三校合同発表会(12月)、校内発表会(1月)と、例年通り、進めていく予定です。