令和2年8月3日(月)、2年人文社会科学科27名が高志の国文学館にて施設見学及びワークショップを行いました。
始めに、「ふるさと文学の発信について」と題して、高志の国文学館では、様々な展示やイベントを通して越の国(富山)の文化の発信をしているので、是非興味関心の幅を広げてほしいとのお話がありました。
次に、企画展「国際アンデルセン受賞記念展 角野栄子の魔女」についての解説を聴きました。各展示室の主題と展示内容、原作者や画家の意図や制作過程の苦労など、実際に鑑賞する際のポイントを教えていただきました。
その後、クラスごとに分かれて、常設展と企画展を交互に鑑賞しました。
午後のワークショップでは、「絵本の絵を読み解く」活動を行いました。
グループごとに、絵本の中のことばや絵(イラスト)の工夫を探し、絵本の主題を考えました。最後に、各グループで考えたことを発表し合いました。
絵本にはとてもたくさんの工夫が施されており、その奥深さに感銘を受けるとともに、読み返すたびに新たな発見があり、知的好奇心を大いに刺激された体験となりました。
<生徒の感想>
- 「ふるさと文学の蔵」の大書架には、床から天井まで本が並べられていて圧倒された。富山県ゆかりの作家がこんなにたくさんいることを知り、読んでみようと思った。
- 作品を創る際に実際に魔女に会いに行くなど、作者の根底にあるものや作品への愛が伺え、より深く展示を鑑賞することができた。
- 本や絵本、展示などにはそれぞれに「コンセプト」があり、自分たちの課題研究でも、コンセプトのある研究、ポスター作りを心がけようと思った。