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代表発表(情報班)の発表の様子

令和元年1215日(日)、探究科学科のある富山中部高校、富山高校、高岡高校の三校による課題研究発表会が、富山国際会議場で開催されました。発表者の2年生240人をはじめ、三校の探究科学科1年生や教職員、保護者、県内の高校生など多数の参加があり、ポスターセッション会場は熱気に包まれました。

開会式では、三校の代表班がステージ上で発表しました。富山高校は化学班が「こんにゃく由来のプラスチック~世界からプラごみは消せるのか~」を、富山中部高校は数学班が「ゲームで俺に勝ちたい?それなら確率やろうぜ!」を、高岡高校は情報班が「スマートなゴミ拾い」をテーマに、それぞれプレゼンテーションを行いました。質疑応答では、研究方法の確認や研究内容に対する疑問などについて、活発にやり取りが行われました。

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ポスターセッションの様子

開会式後、午前、午後にわたり、58の班が交代でポスターセッションを行いました。高校生だけでなく一般の方からも鋭い質問や助言があり、発表者にとって、研究を深化させる大きな刺激を得る機会となりました。

昼食時間帯には、学校毎に小グループに分かれて交流会が行われ、親睦を深めました。

閉会式では、まず、各校代表生徒による感想発表の後、富山大学理学部の岩坪美兼教授、人文学部の德𣘺曜教授から講評をいただきました。

<生徒の感想>

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    2年生交流会の様子

    どの班も自分が考えていたよりも高度な研究を行っていて、来年このような発表ができるのだろうかと思った。一方で「やってやる」という気持ちもあり、主体的に課題研究に取り組みたいと思った。(1年)

  • 三校合同課題研究発表会をとても楽しみにしていたので、目標を設定して挑んだ。それは、一番最初に質問をすること、できるだけ多くの発表を聞くこと、ポスターだけをみて内容を理解できるかやってみること、である。積極的に質問はできたが内容はとても表面的なものだったので、もっと力をつけたいと思った。(1年)
  • わかりやすいと思ったものの共通点は、①明確な研究目標を持ち、②多様な視点から、③わかりやすい言葉で説明している、ということだ。特に重要だと思ったことは言葉で、どんな言葉を用いて説明するかによって理解度が大きく変わる。自分の発表の際には意識しようと思った。(1年)
  • 昨年よりも興味を持って他校の多くの研究に触れることができた。これは自分も研究をしたことで、研究の苦しさや面白さを知ったからだと思う。(2年)
  • 人に伝えようとするなかで、自分の理解の浅い部分に気づくことができた。わかりやすいプレゼンとは、論理的であって、必要に応じてポスターに書かれていない行間を説明しているものだと思う。日頃から意識していきたい。(2年)
  • 実験で作った実物を提示することで、より興味を持ってもらえた。一方、仮説や実験内容など曖昧な点を多く指摘された。これらを少しでも改善して、校内発表会に臨みたい。(2年)