平成30年5月24日(木)6・7限に、2年人文社会科学科、理数科学科80名が4月から取り組んでいる課題研究の課題設定報告会が行われました。
人文社会科学科は国語、地歴公民、家庭分野の6班、理数科学科は物理、化学、生物、地学、数学分野の10班、文理混合の情報、NOWPAPの2班があり、計18班が課題設定の理由や研究の進め方について、それぞれ発表しました。
地歴1班は、「グローバル社会を目指して~富山の外国人労働者問題を考える~」というテーマを設定しました。人口減少と少子高齢化が進み労働人口の減少が懸念される昨今、外国人労働者を呼び込み経済を活性化させつつ、日本人・外国人がともに住みやすい富山県にするにはどのような取り組みが必要なのか、富山県固有の課題をあぶり出し、解決策を提案したいと考えています。
生物2班は、研究テーマとして「植物に体内時計はあるのか」というテーマを設定しました。「生物」である人間に体内時計があるのなら、同じ「生物」という観点からすると、植物にも体内時計があるのではないかと仮説を立てました。人間の体内時計は医療に利用されており、植物にも体内時計があれば、農業にも生かせるのではないかと考えました。
発表後の質疑応答では、生徒や教員、富山大学・富山県立大学教官から、テーマについて不明確な点や調査・研究の可否についてなど、鋭い質問や意見がたくさん出されました。大学教官からは、どの班も興味深いテーマで、テーマ・目的を明らかにするために多く議論されてきたことが伝わる発表で、今後に期待している、というコメントをいただきました。
報告会終了後は、各班に分かれて、報告会での指摘や大学教官の助言を受けて、研究内容や研究方法の再討を行いました。
これで、今年度の課題研究が本格的にスタートしました。