平成29年12月23日(土)、富山高校、富山中部高校、高岡高校の三校による課題研究発表会が、富山国際会議場で開催されました。発表者の探究科学科2年生240人をはじめ、三校の探究科学科1年や教職員、保護者、県内の高校生、全国からの見学者など1,000名以上の参加があり、ポスターセッション会場は身動きが取れないほどの盛況ぶりでした。
開会式では、三校の代表班がステージ上で発表しました。富山高校は「グラフに色を塗ってみた~グラフ理論と彩色問題~」、富山中部高校は「魔球の科学」、高岡高校は「消費者心理~お客の心を鷲掴み!~」についてそれぞれプレゼンテーションを行いました。質疑応答では、研究の疑問点を指摘し合い、質の高いやり取りが行われました。
その後、午前、午後にわたり、すべての班がポスターセッションを行いました。ポスターセッションでは研究内容の発表・質疑応答を行い、高校生だけでなく一般の方からも鋭い質問がありました。発表者にとって研究を深化させるための大きな刺激になっていました。また、新しい企画として、昼食時間帯に、三校の2年生の交流会が実施されました。
閉会式では、各校生徒による感想発表の後、東京大学高大接続センター教授の濱中淳子氏から講評をいただきました。
三校合同課題研究発表会は今年で7回目。来年の課題研究発表会では1年生が先輩の研究を参考に、自ら課題を設定し、探究した成果を発表してくれることを期待しています。
<生徒の感想>
- 三校合同発表会で学んだことを来年度の課題研究で生かし、タカ高生にしかできない研究を行い、より聞き手に伝わりやすい発表をしたいと思った。(1年)
- 高校生にとって関心が高い内容を取り上げ、高校生の視点を活かし、研究を深く掘り下げていると感じた。高校生ならではの視点と論理的な思考を見習いたいと思った。(1年)