12月12日、ボストンでの研修の仕上げの日です。
9時半にハーバード・スクエアに集合して会場に移動すると、まずはプレゼンテーションの準備です。パワーポイントの確認やスピーチの仕上げを行い、10時過ぎから各班が順にプレゼンテーションを行いました。パワーポイントの操作に手間取ったり、言葉に詰まったりというのは最初には当然あることです。どのグループもしっかり声が出ていて、立派な出来だったと思います。

すべての発表が終わってから指導に当たってくださったハーバード大学の方から講評をいただき、各グループにはフィードバックがありました。述べられたのは、この5日間で大変進歩したこと、声の大きさも適切で聞きやすかったこと、内容が大変興味深いものだということなどでした。また、間違えても謝る必要はないので自信をもってやるように、という助言もいただきました。
最後に修了証が一人一人に渡されて、発表会は終了しました。

その後コーディネーターのポールさんのハーバード大学時代からの友人で、ハーバード・ビジネス・スクール卒業のエリックさんによる、ご自身の「クローバー・フード・ラボ」という会社の紹介をしていただきました。エリックさんは世界的な金融会社で勤務の後3年前にトラックの屋台から起業し、今では12のレストランを経営しています。地球温暖化が進まないようにするためにメニューには肉をまったく使わず、お客さんの声を聞きながら商品の改良を重ね、作りおきをしないでできたての食品を提供しています。
説明を聞いてからは「企業見学」です。2つのグループに分かれて、エリックさんのレストラン “Clover”のハーバード大学の中のお店と大学の近くのお店を見学しました。試食をたくさんさせていただき、肉を使わないので野菜ばかりですが大変美味しいサンドイッチやサラダ、フライドポテトなどをたくさん試食させていただきました。時刻はもう午後1時を過ぎてお腹がすいていたので、美味しくいただきました。
その後地下鉄に乗ってガバンメント・センター駅で降り、ファニュエル・ホールの “クインシー・マーケット”に行きます。翌日の朝の集合場所を確認してから自由行動の時間を取りました。ボストン名物の “クラムチャウダー”の昼食を食べたり買い物をしたりして、午後4時に再集合。翌日の確認をし、明日は来れないポールさんにお礼を言って、今日は解散になりました。
明日は早朝にここを出発して、ニューヨークに移動します。350kmのバスの旅です。