7月21日(木)、SGH事業の一環として「『高志の国文学館』の施設見学及びワークショップ」があり、2年人文社会科学科の26名が参加しました。
開講式の後、まず、三津島事業課長から施設の概要説明と探究活動についてのミニ講義がありました。続いて、常設展を観覧し、富山県出身の作家やその作品、万葉集等のふるさと文学に触れました。午前中の最後は、企画展「面白い箱 ~アニメづくりのスタジオの中へ~」の観覧でした。アニメ作品を作る際のノウハウについての展示を参考にしながら、主題や題材をアニメ化するときの工夫とはどんなものかを考えました。
午後のワークショップでは、まず、企画展で取り扱われていた実際のアニメ作品「マイの越中万葉体験記」を視聴しました。そして、そのアニメ作品では、「どのような虚構を用いて真実(テーマ)を伝えているのか?」をグループで討議し、発表原稿と発表用ポスターにまとめました。最後は、各班が発表してワークショップを締めくくりました。
<生徒の感想より>
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与えられた課題は難しかったが、事前学習でアニメの中に出てくる万葉集の歌については調べてあったし、小・中学生向けのアニメ作品ということで、取りかかりやすかった。
- 最初、「文学館なのに、アニメ?」と思ったが、最後には、メッセージを伝えるという点において、文学作品もアニメ作品も同じだと実感した。
- アニメ作品が多くの創意工夫の上に成立していることが分かって、今後、これまでとは違ったアニメの楽しみ方ができると思った。
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アニメの新しい価値を見い出すことができ、視野が広がった。
- ふるさと文学や探究活動に対する理解が深まった。