6月19日(金)5限に、2年人文社会科学科、理数科学科計80名を対象に、「現代社会」の授業で特別講座が行われました。講師は今年7月下旬から2年間、JICA青年海外協力隊員としてホンジュラスへ派遣される矢後千紘さんでした。
「現代社会」の授業では、1学期後半から日本国憲法や平和主義について学習してきました。自衛隊がPKOなどで海外派遣されていますが、その他の国際貢献や国際協力について理解を深めるのが今回の授業の目的でした。
最初に約3分間、派遣先ホンジュラスの公用語であるスペイン語で自己紹介されました。その後、JICA(国際協力機構)の組織や青年海外協力隊の採用方法や現地での任務について、また、研修所での生活やホンジュラスの様子についてお話を伺いました。
【生徒の感想より】
- JICAや青年海外協力隊は、応募したら採用されるのかなと思っていたが、一次選考で4割もの人が落とされ、また70日に及ぶ厳しい研修があり、想像以上に大変だということがわかった。
- 派遣前の研修では1日に3~5時間も語学の授業があり、また、語学ができなければ派遣中止になることもあると聞き、やはり、外国での生活は言語が一番大切だと感じた。
- JICAが募集している職種が1800種以上もあると聞きとても驚いた。農業指導や医療など特別な資格がある人でないと行けないと思っていたが、様々な分野の人が様々な面から外国の人々を助けることができると知り、さらに興味が湧いた。
- 自分ももっと視野を広げて世界に貢献できる人になりたいと思った。
- 治安が悪く命の危険にさらされることもあるのに、協力隊員として行くという決断には勇気と覚悟がいると思った。