高岡高等学校 アメリカ研修報告
~3月4日(金) 3日目~
今日のボストンは雪が舞う寒い一日でした。そんな中、生徒達は地下鉄やバスを駆使し、何とか無事、集合場所のハーバードスクエア駅まで到着しました。若干遅れてしまったペアも数組ありましたが、明日はこの反省を活かして欲しいと思います。
今日からは現地大学生を招いてのディスカッションプログラムがスタートしました。ハーバード大学を始めとする優秀な大学生が参加し、本校生のプレゼンテー ショングループに大学生1人が入って英語漬けのセッションとなりました。自己紹介から始まり本校生が大学生を紹介する他己紹介や「良いプレゼンの基本」を 学び、実際に本校生はそれを踏まえて課題研究のプレゼンテーションを行いました。出発前から準備を重ねていたプレゼンは、生徒一人一人が実に活き活きと取 組み、自信に満ちた様子がとても印象的でした。大学生からも内容についてや、またプレゼンスキルの立場からも多くのアドバイスがあり、本校生にとってとて も充実したセッションになったようです。明日以降も、今日のアドバイスを基にさらなる進化を見せてくれることを期待したいと思います。
午後は現地企業(edX)とMIT(マサチューセッツ工科大学)を訪問しました。まずedXはハーバード大学とMITが出資し設立した非営利の教育企業で す。平等でハイクオリティな教育をネットで配信し、地域を問わずあらゆる学びが得られるよう企画されています。今日はそのオフィスの中を見学させて頂き、 後半はedXから出された題目に答えるグループワークを実施しました。「What do you think?」の問いかけに対する恐れも、急速に乗り越えつつあります。昨日よりも活発に生徒は自分たちの意見を述べ、質問をしていました。
edX でのアクティビティが終わると、そのままMITの日本人学生と合流し、4つのグループに分かれてキャンパスツアー及び懇談を実施しました。MITの中は見 るからに専門的な研究室がガラス張りの廊下に並び、特に理系の生徒は大学生へも羨望の眼差しを向けていましたが実際話をしてみると、MITで学ぶことが手 の届かない夢物語では必ずしもないことが分ったようです。大学生の皆さんに共通していたのは、大学のその先を見据えた夢と信念だったように思います。懇談 では次々と本校生から質問が飛び、時間が押してしまうほどでした。
その後Kendall/MIT駅で解散し、生徒達は初めて公共交通機関での帰宅を経験しました。全員無事に帰っております。皆ホストファミリーにも恵まれ、充実した生活が送れているようです。
早くも明日は研修の折り返しです。悔いの無いよう、全力で取り組んでくれることを期待し、私どもも全力でフォローしていきたいと思います。