~7日目 38日~ 研修報告 ボストンからニューヨークへの移動

今朝も小雨が降る中、1週間過ごしたボストンを後にし、バスで一路ニューヨークへ向かいました。早朝6時半から、送迎車が各ホストファミリー宅を巡回して生徒たちを迎えに行き、全員が時間通りに集まれました。ただ、ちょっとした忘れ物があり、出発が少し遅くなりました。

ニューヨークまでの4時間のバスの中では、1人2分程度で、この1週間のアメリカ研修で学んだこと、経験したことや感想などを、マイクを回して話してもらいました。生徒たちからは、「アメリカで出会った人たちの優しさ」「ハーバードでの大学生ディスカッションリーダーの人間的な素晴らしさ」「アメリカ人高校生・大学生の積極性」といったことが語られていました。これらの事は、経験として日本に持ち帰るだけでなく、是非日常生活の中で実践してほしいと思われます。また、GPI USのコーディネータ、Mr Susumu Watanabeよりこのプログラムの修了証書が手渡されました。

修了証書をもらうと、なんだか終わりという気持ちなってしまいそうでしたが、マンハッタンのホテルに到着後、バスの中でお昼ご飯を食べながら、車窓から街並みと行きかう人々を見学しながら、国連本部に向かいました。

国連本部見学

国連写真1

安保理の会議室

国連本部では、専門のガイドの方から国連の機能や役割、仕組みについて解説いただきながら、各委員会室や総会場を見学しました。見学ツアーは2つのグループに分けて行われましたが、特に文系の生徒の多いグループで多くの質問が出て、予定時間をオーバーしてしまうほどでした。国連からホテルへ戻る途中、せっかくのマンハッタン、車窓からだけでなく自らの足で歩き空気を肌で感じるためにも、本当に一瞬、15分間だけ、最もニューヨークらしい広場、タイムズスクエアを散策しました。薄暗く夕闇迫る空を色鮮やかに照らす大型モニターの光、交差点を所狭しと行き交う多種多様な人々、短時間ではありましたがニューヨークの雰囲気を体感でき皆興奮気味でした。

国連写真2

国連本部見学

国連写真3

国連前にて集合写真

富山県人会の方々へのプレゼンテーションと会食

県人会写真1

県人会の方との懇談1

今日の夜は、この研修を締めくくる集大成として、富山県人会の方々を招いてのプレゼンテーションと夕食懇談会が行われました。プレゼンテーションは、渡航前からたくさんの練習を重ね、更に研修期間中にハーバード大学で、インストラクターや学生リーダーたちに指導を受けブラッシュアップしてきたものを見ていただく機会となりました。全8グループから3つ、希望を募って自主的に発表したいグループを決めました。プレゼン自体、うまくいったグループ、思い通りにできなかったグループ、それぞれ課題はあったかと思われます。ただ、この1週間の研修を通して確実に進歩し、生徒たちの可能性や今後の伸びしろの大きさを改めて感じることが出来ました。この研修で終わらせるのではなく、帰国後、学校生活においてもさらに伸ばし、また今回の学びをクラスメイトや後輩たちにも伝えていって欲しいと思います。

本日の懇談会には、富山県人会から6名の方に来ていただきましたが、そのうち5名が高岡高校のOB,OGの方々でした。生徒たちは先輩方の在学当時の学校生活や勉強、進路選択などの話を興味深く質問しており、OBの方も当時を思い出し、懐かしげにお話しいただけました。世代を超えて、また国境を越えたアメリカ・ニューヨークの地で、素晴らしい時間を共有できたことを非常に嬉しく思いました。県人会の皆様には、平日夜のご多忙中にも関わらず懇談会にお越しいただき、また、生徒全員に素敵なお土産もご用意いただきましたこと、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

これですべてのプログラムが終了し、明日はいよいよ帰国の途に就きます。朝ホテル出発は未明の3時となりますが、全員が無事に笑顔で新高岡に戻れるよう、最後まで気を引き締めて万全を尽くして参ります。

なお、次回は、ミネアポリスでの乗り継ぎ時に、アメリカ出発の報告をさせて頂く予定です。

県人会写真2

県人会の方との懇談2

県人会写真3

県人会のみなさんと