平成26年12月20日(土)富山県高岡文化ホールで、2年人文社会科学科・理数科学科79名による課題研究発表会が行われました。普通科の生徒をはじめ、大学の先生や保護者、中学生など約300名が参観し、会場は大いににぎわいました。
課題研究は、富山大学や富山県立大学の先生にアドバイスをもらいながら、4月から9か月間にわたって行ってきました。課題設定報告会や中間発表会、富山高校・富山中部高校との三校合同発表会を経験し、この課題研究発表会が最終報告となりました。
発表はポスターセッション形式で行われ、これまでの研究の成果を、限られた時間で発表しました。参観者からは鋭い質問が投げかけられましたが、研究に興味を持ってもらえたことに喜びを感じ、これまでの試行錯誤の苦労を交えながら、自信を持って答えていました。
発表者からの感想
- 前例の少ないテーマで進めたこともあり、常に手探りの状態だったが、自分たちで実験・考察しているという実感ができて有意義だった。
- 理論的なことと実験結果があまりにも違い、困惑し、悩み、実験を改良しても、前に一歩進んでいるともわからない日々に焦ることもあった。その分、結果につながる実験ができた時の喜びは大きかった。
- 「課題研究」とは実験をして答えを求めることだけが目的では
なく、班員全員で作り上げていくチームワークが大切だと思った。 - 仮説を立てて調査、検証、考察、そしてまた仮説を立てる…という研究は文系・理系にかかわらずあてはまることだと感じた。研究を進めるうちに新しい発見が増えていくことが楽しかった。
- 中3の時に課題研究発表会を見て、探究科学科に決めたので、改めて探究科学科に入学してよかったと思った。
参観者からの感想
- 研究内容が多様で、個性的で考え込んだりしましたが、課題研究を通して発表の仕方や研究の進め方など、多くの経験を積んでいく大切さを学んだのではないでしょうか。(保護者)
- 探究科学科の人たちの活動がよくわかった。校内だけでなくもっと発信したらよい。(普通科生徒)
- 目の前で一つ一つ説明してもらえてわかりやすかった。(中学生)